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基本情報技術者試験平成19年春期問41解説

解答:イ

基本情報技術者試験において、システム開発モデルに関する問題はよく出題されている。ウオーターフォールモデルにおける開発工程の順と各開発モデルの特徴を覚えて欲しい。

ウオーターフォールモデルは、以下の開発工程を順に行う開発モデルである。

  1. 要求定義
  2. 外部設計
  3. 内部設計
  4. プログラム設計
  5. プログラミング
  6. テスト
  7. 運用と保守

システム開発の見積がしやすく、資源の配分がやりやすいので大規模なシステム開発に向いている。ウオーターフォールモデルの欠点は、前の工程にミスがありやり直しなどが発生すると、後の工程に大きな影響を与える。後の工程で発見されるほどその影響は大きい。

また、システム開発のテスト段階にならないとユーザーがシステムの確認をすることができない。このため、見解の相違などが発生した場合、前工程への後戻りが起こりやすい。

プロトタイピングモデルは、システムの試作品(prototype)を作り、ユーザーに確認を得ながらシステム開発を進めていく開発技法である。システム開発の早期からユーザーにシステムを確認を得るためユーザーと開発者のシステムに対する解釈の食い違いを早期に発見できる。

プロトタイプモデルは、大規模なシステム開発では試作品を作るのに時間がかかるために向いていない。小規模なシステム開発に向く開発技法である。

スパイラルモデルは、ウオーターフォールモデルとプロトタイプモデルの開発技法を合わせたものである。大規模なシステム開発に向いている開発技法である。

システムをサブシステムに分割し、サブシステム単位にプロトタイピングを繰り返してシステムを完成させていく。サブシステム単位でユーザーにシステムを評価してもらえるので後戻りの影響を最小限に抑えることができる。

成長モデルは、小さなソフトウエアを開発し、そのソフトウエアを拡張(成長)させていく開発モデルである。