コンピューターで取り扱われるデータは、ビット(binary digit;bit)とバイト(byte)という単位で取り扱われる。
ビットは、コンピュータ内部における情報表現の最小単位である。1ビットでは“0”または“1”が格納される。
8ビットのことを1バイトという。
つまり、ビットやバイトはデータの記憶容量などを表すときに用いられる。例えば、以下のような場合に用いられる。
このように現在では、ビットとバイトは身近な単位である。
1ビットでは、“0”と“1”の2種類の情報表現が可能である。また、2ビットでは、“00”,“01”,“10”,“11”4種類の情報表現が可能である。
情報表現というと難しく感じるかもしれないが、コインの裏と表の組み合わせと考えればよい。例えば、コインの表が出れば先攻、コインの裏が出れば後攻と二つの場合を決めることができる。この例ではコインが1枚なので1ビットの場合である。
1ビットでは2種類、2ビットでは4種類というのは、21=2種類、22=4種類と求めたものである。したがって、nビットにおける情報表現数は、2n種類である。
2nを累乗という。2をn回かけるという意味である。累乗の詳細に関しては、ITパスポート講座累乗と指数法則を参考にして欲しい。