解答:エ
オブジェクト指向プログラミングの特徴の一つとしてカプセル化がある。カプセル化とは、データ(メンバ変数)と手続き(以下、メソッド,メンバー関数)を一つにまとめることである。このまとめたものをJavaやC++ではクラス(class)という。クラスはプログラムの部品のことである。この部品を組み合わせてプログラムを開発するのがオブジェクト指向プログラミングである。
クラスはプログラムの部品であるからしっかりしたものでなければならない。そのためにクラスのメンバー変数が直接書き換えられないようにしなければならない。メンバー変数に不適切な値が代入さると、プログラムが正しく動かなくなる可能性があるからである。
メンバー変数に不適切な値が代入されることを防ぐためにメンバー変数は、クラス内のメソッドを通してメンバー変数にアクセスさせるようにする。これを情報の隠ぺいやメンバー変数のカプセル化といい、カプセル化の重要な要素の一つである。
まとめるとカプセル化は、データ手続きをまとめたもので、データには手続きを通してアクセスさせることである。
同じ性質を持つ複数のオブジェクトを抽象化して、整理することはクラスを作ることである。
基底クラス(スパークラス)の性質を派生クラス(サブクラス)に受けつがせることは、継承(inheritance)である。
クラス間に共通する性質を抽出し、基底クラスを作るのはスーパークラスを作るということである。