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基本情報技術者試験平成19年春期問34解説

解答:ア

フォールトトレラント(fault tolerant)システムは、耐故障システムとも呼ばれる。システムの一部に故障が発生しても、システム全体としては必要な機能を維持する。具体的には、システムにUPS(無停電電源装置)を入れたり、処理装置や補助記憶装置を二重化することなどの対策を施す。

フォールトトレラントには二つの考え方がある。一つは、システムに故障が発生した場合、システムを安全な状態を維持するようにするフェイルセーフ、もう一つは、システムに故障が発生した場合、システムで最低限必要な機能を維持するフェールソフトである。この必要な機能だけを維持している状態を機能縮退(縮退運転)という。

地域的な災害などの発生に備えて、遠隔地に予備を用意しておくシステムをバックアップサイトという。

複数のプロセッサがネットワークを介して資源を共有するシステムは、SANクラスタリングである。

複数のプロセッサで一つのトランザクションを並行して処理し、結果を照合するのはデュアルシステムである。トランザクション処理(transaction processing)はデータベースの処理単位のことである。トランザクション処理の詳細は、基本情報技術者講座 ロールバックとロールフォワードを参照して欲しい。